行政書士とカバ○タレ、マンガやテレビを真に受けてはいけない
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長崎県長崎市の行政書士 中村法務経営事務所の、行政書士「中村」です。
このお仕事をやってると、時折、我々行政書士のことを「安価に依頼できる弁護士的な人」、と誤解しているらしい顧客に出会うことがあります。
しかし、争訟性(裁判が必要になるような争いのある、あるいはその可能性がある)のある法律事務については、弁護士だけにその取り扱いが許されるものですので、行政書士が弁護士と同様のことを出来る訳ではありません。
基本的に行政書士が出来るのは、争訟性のない「書類作成」だけなのです。
ですので、「ホントは弁護士が必要だけど、お金がないから行政書士に」と考えて行政書士に相談すると、ガッカリすることになります。
「なんで、こんな勘違いをする人が出てくるのだろう?」と考えたのですが、おそらく、これは「カバ○タレ」と言うマンガが原因なのではないかと…。
このマンガの中では、法律知識を駆使して、代理人として弁護士ばりに事件を解決する行政書士が登場しちゃうんですね。
しかし、上でも述べたようにそれは弁護士の領分で、実際に行政書士がそれをやっちゃうと弁護士法違反で訴追される可能性大なのです。
マンガでは、それを「書類作成費用しかもらってないから」、「報酬をもらってないから」違法では無い等としているようですが、現実にはそれはまず通用しません。
何より、あんなにコストがかかる仕事をわずかな書類作成費用や無償でやっていたら、あっと言う間に事務所経営は破綻します。
だからと言って仕事に見合った報酬を要求しようとすれば、今度は弁護士法違反で訴追です。
つまり、現実社会には、あのような行政書士は存在し得ない訳ですね。
そもそも、マンガに限らずテレビ等はあくまで娯楽(エンターテインメント)なのですから、現実(リアル)と同じと考える方が間違っています。
リアルでは、諸国を巡って悪代官を懲らしめてくれる先の副将軍は「決して」いませんし、パワハラ上司に倍返し出来る銀行員も「絶対」に存在しないのです。
現実と言うのは、大抵もっと悲惨です。
現実には存在しないからこそ、庶民はそれを見て辛いだけの現実を一時でも忘れ溜飲を下げる訳で、その為のエンターテインメントである訳です。
つまり、テレビやマンガに限らず、「エンターテインメントでやってることは全部虚構(嘘)である」ときちんと理解しておく必要があります。
それなのに、何故かそのエンターテインメントをリアルだと受け取ってしまう、困った人種が日本社会には結構存在しているようなのです。
ヒロインが航空会社の整備士のドラマが放送され、航空会社の整備士の募集に女性が殺到したニュースとか見かけると、「日本人、大丈夫か?」と頭痛がしてきます。
このインターネットをはじめとした情報網が大いに発達した世界で、生きていく上での情報源がテレビやマンガだけと言うのはとても危険なことだと思います。
今時、がっつりテレビを見ている方は少ないと思うんですがね。私も、最近はニュース番組くらいしかまともに見てません。
そのニュース番組も、くだらないニュースや偏向報道とかがあまりに多いので真剣に見なくなってきました。
昔、「テレビばかり見ていると馬鹿になる。」と良く言っていたものですが、然もありなんと思う今日この頃です。
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